暑い日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか？　ここ数年は、夏になると毎日のように熱中症の注意喚起がなされていますね。熱中症予防には、こまめな水分補給や、十分な休息が大事です。

HADANOエコプロジェクトでは、毎年夏になるとプラごみの削減を目的とした「秦野名水うるおいスポット」を実施しています。マイボトルを持ち歩く習慣が身に着けば、プラごみも減らすことができるという、エコと熱中症予防を兼ねた企画です。
金井酒造店も毎年参加させていただいており、今年も「秦野名水うるおいスポット」ののぼりを立てています。私たちは酒造りに用いる井戸水を飲用に処理してご提供。普段飲んでいるお水との違いをお確かめください。

金井酒造店の一部を体感していただける機会でもあります。お買い物や蔵見学だけではなく、お散歩の途中やサイクリングの途中で、ぜひお立ち寄りください。

私たち金井酒造店は、もともと秦野市元町に蔵を構えていました。ところが、ある時から日本酒の味が変わり始めます。いくら改良を重ねても消えない「クセ」に、杜氏は頭を悩ませていました。様々な可能性を考え、試行錯誤を繰り返し、現在の堀山下を流れる井戸水を使用して酒を醸したところ、嘘のようにクセが消えました。

時代の流れと共に、元町を流れる水の味が変わっていたのです。

この出来事をきっかけに、金井酒造店では現在の場所に蔵を移転。以来変わらずに堀山下の井戸水を使用しています。秦野名水、丹沢伏流水で醸したお酒には、水にまつわる歴史があったのでした。