白笹鼓の第二楽章、始動
金井酒造店はこの度、主力銘柄である白笹鼓のブランドを、ラベルデザインと共に一新しました。これからの白笹鼓が目指すのは、豊かな自然によって白笹鼓という御酒(おさけ)を育んできた、私たちの地元丹沢秦野の魅力を世界まで届けること。そして、日本酒のビギナーからエキスパートまで、幅広い層の人たちに、私たちの奏でる「丹沢秦野テロワール*」を愉しんで頂くことであります。その実現のため、当蔵が今日まで磨き上げてきた伝統の技術と情熱を昇華させ、より良い酒づくりに挑戦していきます。
*テロワール:もともとは「土地」を意味するフランス語terre。土壌・気候・地形・技術がもたらすその土地特有の性格や影響をあらわす言葉で、人間の制御だけではない、自然の要素について表現しています。
白笹鼓とは
白笹鼓というブランド名の由来は、神奈川県秦野市にある商売繁盛、豊作、厄除及び交通安全にご利益があると言われる関東三大稲荷「白笹稲荷神社」境内の笹が丹沢の清らかな風に吹かれ笹鳴りしている様を鼓の音に喩えたことと伝わっています。長きにわたり、同神社の奉納酒として、地酒として地元の人々に親しまれて参りました。
旧来の白笹鼓純米大吟醸のボトル
BRAND STATEMENT
白笹鼓が大切にしていくこと
全国屈指の名水丹沢伏流水
土壌やそこで育まれる水や米、微生物の働きによって御酒(おさけ)は生まれます。全国屈指の名水「丹沢山系伏流水*」により醸すことができることへ感謝し、丹沢山系の自然の恵みを未来へ守り伝える酒蔵でありたいと思っています。
*秦野の地下水は、昭和60年に名水百選「秦野盆地湧水群」として選定され、また平成28年3月には、地下水をボトリングした「おいしい秦野の水~丹沢の雫~」は名水百選選抜総選挙おいしさが素晴しい名水部門で全国1位に輝いています。(出所:秦野市役所 環境産業部 環境共生課)
モダンジャパニーズ
伝統を継承し、革新と挑戦の姿勢を貫く価値観を大切にしていきます。越後杜氏より伝わり長年に亘り磨き上げてきた醸造技術や酒質等に対する固定概念に甘んじることなく、時代や環境、ニーズの変化にも応え、日本が誇る無形文化遺産たる伝統的酒造りの新たな可能性に挑戦します。
多様なニーズにフィット
各種お料理に寄り添う上質な食中酒で食卓を和やかに彩り、飲むと楽しくなる御酒(おさけ)を目指します。普段使いの酒から贈答用の酒として、「飲んで嬉しい、贈られて嬉しい顧客体験」の提供を追求しています。
DESIGN CONCEPT
デザインに込めた想い
SIMPLE
シンプル
老若男女、国内外、すべての人に愛される御酒(おさけ)に生まれ変わるために。古くから使用している「白笹鼓」の書体と、今年刷新した金井酒造店のロゴマークを組み合わせた、シンプルでオーセンティックな意匠としました。
LOCAL
ローカル
名水の里・秦野に育まれた酒蔵であることが、我々の大きな誇りでありアイデンティティです。ラベルに「丹沢秦野」の落款を酒名のすぐ側に置き、丹沢秦野を代表するブランドとしてモノづくりをしていく強い覚悟を示しました。
COLORFUL
カラフル
奥深い日本酒の世界。でも、入り口は今日の洋服を選ぶようにカジュアルに。白笹鼓の個性を10種類のカラーで表現し、日本酒の入門者の方でも気分に合わせて選んで頂けるようにしました。