Vol.13 ”コシ”が自慢!湧水仕込みの古民家うどん店「白笹うどん 多奈加(たなか)」

今回は、関東三大稲荷でもある「白笹稲荷神社」から徒歩5分の「白笹うどん 多奈加(たなか)」店長の佐藤さんにお話を伺いました。
建物外観
白笹稲荷神社の裏手の住宅街にある古民家うどん店「白笹うどん 多奈加」
 
ー「白笹うどん 多奈加」はどのようなお店ですか?
敷地内から湧き出る地下水を利用した自家製麺が自慢のうどん店です。建物は100年以上の歴史をもつ古民家を改装し、土壁や立て付けはそのままに、昔ながらの趣を感じていただける店内となっております。私は2002年の開店当初から約20年間スタッフとして働き、今年4月より店長に就任しました。
広々としたお座敷のある店内は、日本の伝統民家としての佇まいを堪能できる
 
ー土日は行列ができるほど人気とお聞きしました。どのようにお店を盛り上げていったのでしょうか?
当店は駅から離れた住宅街の中にあります。何度来店しても楽しんでいただける豊富なメニューづくりに取り組んできました。開店当時は、ざると釜揚げの二種類だったメニューも試行錯誤により徐々に品数が増え、今では温・冷合わせ20種以上のメニューがございます。現在ではたくさんの方に評価をいただき、何度も通う常連のお客様、ハイキングや観光の立ち寄り客など県内外問わず多くの方々にご利用いただけるようになりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
メニュー
開店当初からのメニューに加え、温・冷さまざまなアレンジメニューが揃う。
 
ー秦野の名水で作られた麺の美味しい秘訣を教えてください。
麺をこねる時からお出汁まで全ての製作過程で湧水を使用しています。厨房に引き込んだ湧水は、通常の水道水よりも温度が低く、茹でた麺を締めることでしっかりとしたコシが生まれます。また厳選した国産小麦を独自の割合でブレンドした自家製麺にこだわり、麺は2種類からお選びいただけます。「白笹うどん 太麺」は強いコシともっちりとした粘り・弾力が特徴で、食べ応えもしっかりあります。「白笹うどん 細麺」は麺が細く香りとのどごしの良さをお楽しみいただくことができ、ざるなどの冷たいメニューと相性が良いので暑い季節にはおすすめです。
湧水
敷地内から湧き出る秦野名水を使ってうどん作りが行われている
 
ーおすすめメニューなどを教えてください。
もっとも人気の高いメニューは、その時々の季節限定メニューです。
いまは太麺「とり玉」で、卵で綴じた鶏肉と太麺が良く絡み大変好評です。(22年4月現在)また、「季節の彩どり」は、約2ヶ月毎に素材やトッピングを変更しております。秦野の地場野菜直売所から仕入れた旬の野菜をトッピングし、見た目も華やかです。新しい味わいを何度でもお楽しみいただけます。また「ごまだれうどん」「おろしうどん」「山菜うどん」は、お酢がつきますが、お食事の最後に加えて味を変えていただきますと、さわやかな風味が広がり、最後の1滴までスープを堪能いただけます。
人気メニューのとり玉
季節のメニューは、時期によりトッピングが変わり、新しい味わいを楽しめる。
 
ー金井酒造店の日本酒の評判はいかがですか?
金井酒造店の日本酒は、あつあつのうどん、おでんとの相性を考慮し冷酒を置いています。うどんを待つ間、おでんと一緒に楽しまれる方が多くいらっしゃいます。このほかに冷酒に合うメニューとして「とまとうどん」もおすすめです。トマトをたっぷり使用した濃厚スープの上に、さらに生トマトもトッピングしており、トマトの持つ酸味と淡麗な味わいの白笹鼓がマッチします。是非一度お試しください。
人気のうどん とまと
スープと具材にふんだんにトマトを使ったメニュー「とまと」は店長の佐藤さんおすすめの一品
 
ーこの先の展望を教えてください。
最近は店内の装飾にも力をいれています。絵手紙を飾ったり、手作りの楊枝入れを用意するなど、居心地のよい空間づくりに繋がるおもてなしとして取り組んでおります。もちろん、皆様に満足していただける美味しいうどん作りにも精進してまいります。
 
「白笹うどん 多奈加」の紹介
敷地内から湧き出る名水と国産小麦を使った自家製の麺が楽しめるうどん店。「白笹うどん」太麺・細麺ともに、しっかりしたこしが特徴。古民家を改装した店内は、落ち着きや安らぎが感じられる。
 
店名:白笹うどん 多奈加(たなか)
住所: 神奈川県秦野市今泉1039-6

連絡先:0463-83-7253
営業時間:11:00-15:00 (ラストオーダーは14:30)
定休日:不定休 ・年始の1/1~1/3はお休みになります
アクセス:秦野駅より白笹稲荷神社方面へ徒歩15分
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