Vol.7 秦野を訪れる人々の癒し処「日帰り温泉 名水はだの富士見の湯」
Share
桜や紅葉の名所としても知られ、多くの観光客が訪れる「弘法山」の登山道途中にある温泉処「日帰り温泉 名水はだの富士見の湯」館長の富田さんにお話を伺いました。
―「日帰り温泉 名水はだの富士見の湯」の魅力を教えて下さい。
「日帰り温泉 名水はだの富士見の湯」は、隣接する「はだのクリーンセンター」の改修計画と共に、地域の方々の希望を受け誕生した温浴施設です。地下100メートルから汲み上げる秦野の名水を使用している事が大きな魅力です。「メタケイ酸」という成分を含む秦野の名水効能によってお肌がツルツルになると評判が立ち、2021年にテレビロケで使用されたことをきっかけにお客さんが増加しました。また、お風呂から見る景色も自慢の一つです。天気が良いと男湯、女湯から美しい富士山が一望いただけます。子どもの日・冬至には、秦野で作られた菖蒲や柚子を使った菖蒲湯や柚子湯を楽しめる日もあり、こちらもお客様に好評いただいております。
―どのような方が温浴を楽しまれていらっしゃいますか?
平日を中心に普段のお風呂使いとし、また家族や仲間で食事と入浴を合わせ、多くの地元の方々にご来店いただいております。週末は「弘法山」のハイキングコースを楽しまれた方や、「ヤビツ峠」「大山」の登山の帰りに立ち寄られる方が多いです。当施設が「弘法山」の山道途中にあることから、当館の駐車場に車を置いて登山に行かれる方も多くいらっしゃいます。
―館内の「お食事処・富士見テラス」(以下「富士見テラス」)では豊富なメニューが人気とお聞きしました。おすすめのメニューは何ですか?
「富士見テラス」は、湯上がりのお客様にお食事やお酒を楽しみながらお寛ぎいただける場所としてご愛用いただいております。銀座割烹や料亭、ホテルなどで腕を振るった料理長がメニューを監修し、多様な種類の料理をご提供しております。中でも人気メニューは地元の農家さんが作った秦野野菜を使った手作り秦野カレーです。秦野市内の製麺所から仕入れているお蕎麦は、名水の地秦野の名産品として市外からいらっしゃるお客様に好評です。風味豊かで味わい深く大変美味しいので、多くの人にお召し上がりいただきたいです。
「富士見テラス」では「しらささ」と「弘法山」を提供しております。ハイキングや登山をした方にとっては関連性の高い「弘法山」は人気が高い日本酒です。「富士見テラス」で飲まれた後「美味しかったから」と売店でお土産に買っていくお客さんも多く、一升瓶の「弘法山」も良く売れています。地元の方からは「しらささ」が人気です。年末にはお歳暮用に神奈川の地酒として買いに来られる方もいらっしゃるなど、観光客からも地域の方からも好評です。
―秦野の魅力やおすすめスポットを教えてください。
春は見どころや魅力が満載です。秦野駅から弘法山まで続く河原沿いの桜並木はとても美しく、また桜まつりの開催と同時に桜そばや桜まめ、秦野名物の桜の塩漬けなど桜にちなんだ季節限定のメニューも出揃います。
私の個人的なおススメスポットとしては「弘法山公園の展望台」です。この展望台からはなんと東京スカイツリーも見られるんです。また展望台近くのバードサンクチュアリでは野鳥を見ることができ、夏になるとセミやカブトムシに出会うことができます。秋は紅葉が美しく、一年を通して秦野の自然を楽しむことができる場所です。小さなお子さんでも楽しめるハイキングコースなので、是非お出かけいただきたいです。
―今後、この地域で新たに取り組んでみたいことはありますか?
当館では、秦野の農家の方が作られた野菜や果物の直売を行っており大変好評です。現在週末のみ開催しておりますが、今後はいつでも秦野物産をお買い求めいただけるよう平日の開催へと拡充したいと思っております。秦野は自然に恵まれ、様々な場所で地産地消の取り組みが行われています。我々も地域に貢献するとともに、その一つとして秦野唯一の地酒として金井酒造店のお酒を楽しんでいただけるようPRしていきたいと思っております。
「日帰り温泉 名水はだの富士見の湯」の紹介
秦野盆地地下100mから汲み上げた秦野の名水を使用した温泉施設。富士山や丹沢の山々を一望できる内風呂や露天風呂に加えて、貸切風呂やサウナなど入浴施設が充実している。秦野名産の蕎麦や日本酒を楽しめる食堂「富士見テラス」や、秦野の土産や地元農産物が買える売店もおすすめ。
店名:日帰り温泉 名水はだの富士見の湯
住所: 秦野市曽屋 4553-1
連絡先:0463-82-1026
営業時間:10:00-22:00(最終受付21:30)
定休日:毎月第2水曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス: 秦野駅から末広小学校前バス停まで5分、徒歩8分
秦野駅北口発 蓑毛行・ヤビツ峠行・曽屋弘法行・神奈川病院行
HPはこちら