日本酒が苦手な人に贈るお酒 — 蔵元が提案する、相手に合わせたギフトの選び方


贈り物にお酒を選ぼうとして、ふと手が止まる瞬間がある。「あの人、日本酒は飲まないんだよな」。お中元や誕生日、お礼のギフト。日本酒の蔵元のオンラインストアまで来てくれたのに、相手が日本酒を飲まないとわかっていると、そこで選択肢が途切れてしまう。

でも実は、日本酒の蔵には日本酒以外のお酒もある。しかも、日本酒を造る技術があるからこそ生まれたお酒だ。大吟醸の技術で仕込んだレモンサワーの素、日本酒で漬けた梅酒、米から生まれたスパークリング。どれも日本酒そのものではないけれど、蔵の水と技術と歴史がしっかり入っている。

この記事では、「日本酒が苦手な相手にも安心して贈れる、蔵元のお酒」を3つ紹介する。贈る側が迷わず選べて、受け取った側が「これ、何?」と興味を持ってくれる——そういうギフトだ。

※ 写真はイメージです

クラッチュ 湘南潮彩レモン40 — レモンサワーの素という贈り物

日本酒が苦手な人に何を贈るか迷ったとき、最初に候補に挙がるのがクラッチュ 湘南潮彩レモン40だ。大吟醸をベースにしたレモンサワーの素で、神奈川県湯河原産レモンの果汁を40%配合している。スーパーに並ぶレモンサワーの素の果汁が3%前後であることを考えると、まるで別の飲み物だ。

炭酸水で割るだけで、搾りたてのレモンを思わせる鮮烈な一杯が完成する。ビール派の人にも、チューハイが好きな人にも、ワイン党の人にも、「レモンサワー」という言葉が持つ親しみやすさがある。日本酒の蔵が造ったお酒だと知るのは、飲んでからでいい。

贈り物としてクラッチュが強いのは、受け取った相手が「どう飲めばいいかわからない」という困惑を生まないことだ。炭酸水で割る。それだけでいい。氷をたっぷり入れたグラスにクラッチュを注ぎ、冷えた炭酸水を加える。夏の夕方にこれを一口飲んだら、「日本酒の蔵がこんなものを造っているのか」と驚いてくれるはずだ。割り方のバリエーションはこちらの記事にまとめているので、一緒に伝えてあげるとさらに喜ばれるだろう。720ml、税込2,750円。

※ 写真はイメージです

ウメザケ — 梅酒を贈るなら、日本酒ベースという選択肢

梅酒は、お酒が苦手な人への贈り物として昔から定番だ。甘みがあってアルコール感が穏やか、飲み方もロックや水割りで気軽に楽しめる。ただ、梅酒なら何でもいいかというと、贈り物にはもう一歩「選んだ理由」がほしい。

金井酒造店のウメザケは、一般的な焼酎ベースの梅酒とは違い、日本酒で梅を漬けている。米の旨味と梅の酸味が重なり合う味わいは、焼酎ベースの梅酒にはない丸みがある。全国梅酒品評会で銀賞を受賞した実力派で、「蔵元が日本酒で仕込んだ梅酒」という背景は、贈り物としての話題性も十分だ。

夏はロックで飲むのがいちばん旨い。氷が溶けるにつれて少しずつ味がやわらかく変化していく、その時間の流れごと楽しめるのが梅酒の良さだろう。食前に一杯、あるいは食後のリラックスタイムに。日本酒は飲めないけれど梅酒は好き、という人は想像以上に多い。税込2,750円。

夏笹しゅわり — 日本酒を知らなくても楽しめるスパークリング

3つ目の選択肢は少し意外かもしれない。夏笹しゅわりは、金井酒造店が夏季限定で造る純米発泡生だ。日本酒の分類上は「日本酒」なのだが、飲んだ印象はスパークリングワインに近い。瓶内二次発酵で生まれたきめ細かい泡が口の中で弾け、米の甘みとほどよい酸味が爽やかに広がる。

「日本酒が苦手」と言う人の多くは、常温の純米酒や熱燗の本醸造の印象で苦手意識を持っている。しゅわりはそれとはまったく別の飲み物で、よく冷やしてフルートグラスに注げば、見た目も味わいもスパークリングワインのパーティー感がある。アルコール度数も低めで、一口飲んで「えっ、これ日本酒なの?」という反応が返ってくることが多い。

ただし季節限定品なので、在庫があるうちに。税込1,100円と手頃な価格も、カジュアルなギフトとして使いやすいポイントだ。

※ 写真はイメージです

贈り方のヒント

ギフト包装とのしは注文時の備考欄に書けば対応できる。相手先への直送も可能だ。冷蔵便で届くので、夏場の品質も心配ない。

迷ったときの組み合わせとしては、クラッチュとウメザケの2本セットが使いやすい。レモンサワー派と梅酒派のどちらにも対応できるし、受け取った側が「今日はレモン、明日は梅酒」と飲み分ける楽しみもある。相手がスパークリング好きなら、しゅわりを加えた3本にしてもいいだろう。

大事なのは、「日本酒が苦手だから」と避けるのではなく、「日本酒の蔵が造った別のお酒がある」と伝えること。蔵元の水と技術で生まれたお酒は、日本酒そのものでなくても、ちゃんとその蔵の味がする。受け取った相手が「こんなお酒があるんだ」と思ってくれたら、それだけで贈り物としては成功だ。

もし「日本酒も試してみたい」と言われたら

ここまで読んで、「でも相手が少しは日本酒に興味を持ってるかも」と思った方もいるかもしれない。もしそういう相手なら、日本酒の中にも「苦手な人ほど驚く一本」がある。無理に勧める必要はないが、興味が出たときの選択肢として知っておいてほしい。

黒笹 Eden 純米吟醸は、カプロン酸エチルというエステル由来の華やかな香りが特徴のお酒だ。りんごやバナナを思わせるフルーティな香りが立ち上り、口に含むと「これが日本酒?」という反応が返ってくることが多い。日本酒の「におい」が苦手だった人ほど、この香りの華やかさに驚く。よく冷やしてワイングラスで飲むと、白ワインと間違えるほどだ。税込2,200円。

もうひとつの方向性が、甘酸っぱい系の日本酒だ。ササノメグリ 碧笹ササノメグリ 緋笹は、酸味と甘みのバランスが心地よく、日本酒特有の重さや辛さがほとんどない。ワインやシードルが好きな人には、こちらのほうがすんなり入るだろう。「日本酒は辛くて飲めない」「独特の甘さが苦手」という人にとって、碧笹と緋笹の甘酸っぱさはまったく別の体験になるはずだ。各税込2,420円。

ただし繰り返すが、「日本酒が苦手」と言っている相手に日本酒を贈るのはリスクがある。まずはクラッチュやウメザケで「蔵元のお酒」を知ってもらい、そこから興味が出たときにEdenや碧笹を勧めてみる——そういう順番がいいだろう。

日本酒が苦手な方にも届く、蔵元のお酒

クラッチュ・ウメザケ・夏笹しゅわり・黒笹Eden・碧笹・緋笹。ギフト包装・のし対応可。蔵元から直送。

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