日本酒で作る梅酒 — 焼酎との違いと、蔵元がすすめる仕込み方

梅酒というと焼酎ベースが定番ですが、日本酒で仕込む梅酒があることをご存知でしょうか。口当たりのやわらかさ、米の旨味が溶け込んだ甘さ——焼酎梅酒とは別物の味わいです。

ただし、日本酒梅酒には注意点があります。仕込む前に知っておくべきことをまとめました。


焼酎梅酒と日本酒梅酒の違い

日本酒で作る梅酒 — 焼酎との違いと、蔵元がすすめる仕込み方 — 焼酎梅酒と日本酒梅酒の違い ※ 写真はイメージです ※ 写真はイメージです

焼酎ベースの梅酒が定番になった理由のひとつは、アルコール度数の高さです。焼酎(35度前後)で仕込むと梅のエキスが十分に抽出され、保存性も高まります。

日本酒のアルコール度数は15〜16度前後。焼酎より低いため、梅のエキスの抽出速度が遅く、仕上がりの雰囲気も変わります。

焼酎ベース 日本酒ベース
アルコール度数 35度前後 15〜16度前後
味の傾向 すっきり・キレがある まろやか・米の旨味あり
漬け込み期間 3か月〜 2〜3か月(短めで飲み頃)
保存性 高い やや低い(要冷蔵)
向いている飲み方 ロック・ソーダ割り ストレート・冷や

日本酒梅酒を仕込むときのポイント

日本酒で作る梅酒 — 焼酎との違いと、蔵元がすすめる仕込み方 — 日本酒梅酒を仕込むときのポイント ※ 写真はイメージです ※ 写真はイメージです

使う日本酒のアルコール度数に注意

日本酒梅酒は家庭で作れますが、酒税法上のルールがあります。アルコール度数20度未満のお酒を使って自宅で果実酒を漬けることは認められていません(販売目的でなく自家消費用であっても)。

市販の日本酒(15〜16度)をそのまま使うと酒税法に抵触する可能性があるため、アルコール度数20度以上の日本酒を使うか、市販の梅酒を購入するのが安心です。

使う梅の選び方

青梅(完熟前)を使うのが基本です。傷のないものを選び、ヘタを爪楊枝で取り除き、水気をよく拭き取ってから漬けます。

氷砂糖の量

梅500gに対して氷砂糖150〜200g程度が目安です。甘さ控えめにしたい場合は少なめに、飲みやすさを重視するなら多めに調整してください。


日本酒の梅酒を買うという選択

自分で仕込む手間と酒税法の制約を考えると、品質の安定した梅酒を選ぶのもひとつの方法です。

蔵元が造る日本酒ベースの梅酒は、適切なアルコール度数での仕込み・品質管理のもとで製造されています。「日本酒の旨味が溶け込んだ梅酒」を楽しみたいなら、蔵元製品から探してみてください。


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