お歳暮でもらって嬉しいもの — 条件を4つに分けて選ぶ
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お歳暮で「もらって嬉しいもの」を調べる人は、ランキングの1位を知りたいわけではないと思う。知りたいのは、自分が渡す相手にとって嬉しいものはどれか、だ。
嬉しいと言われるものには共通点がある。そこを押さえてから品物を選ぶほうが、ランキングを上から順に見るより早い。酒を送っている側から、条件を分解して書く。
*※ 写真はイメージです*
「嬉しい」の条件は4つに分けられる
ひとつめは、消えること。食べて飲んで無くなるものは、相手の家に物が増えない。お歳暮で消えものが定番なのは、この一点が大きい。
ふたつめは、自分では買わないもの。普段の買い物で手が伸びない価格帯や、知らなかった産地のもの。「もらったから開けた」が成立するものは、記憶に残りやすい。
みっつめは、受け取る側が時期を選べること。年末は冷蔵庫も予定も埋まっている。すぐ食べなければならないものは、嬉しさと同時に段取りを増やしてしまう。
よっつめは、家の人数に合うこと。一人暮らしの家に大量に届くものは、嬉しさが目減りする。
条件に当てはめると、酒はどうなるか
日本酒は、ひとつめとみっつめに素直に当てはまる。飲めば無くなるし、未開封なら常温で置いておける。年末に開けるか、正月に開けるか、相手が決められる。
ふたつめは、選び方で変わる。スーパーで並んでいる銘柄を送ると「自分でも買える」になってしまう。送る側にとっては、ここが考えどころだ。
うちの場合なら、山田錦を45%まで磨いた純米大吟醸がその帯にあたる。720mlの木箱なしが税込4,950円、木箱ありが6,050円。1800mlもあるが、お歳暮では720mlの木箱入りが選ばれることが多い。
もう少し軽い帯なら、同じ山田錦45%精米の大吟醸。木箱入り720mlが税込5,500円、木箱なしが4,400円。
「自分では買わない」を、価格ではなく中身で作る手もある。黒笹 Edenは精米歩合60%の純米吟醸で720ml 税込2,200円。Kura Master 2025の純米酒(精米歩合51〜65%)部門でプラチナ賞を取っている。金額を上げずに、話のきっかけを一つ付けられる。
外すときのパターン
酒のお歳暮が外れるのは、だいたい2つの場合だ。
ひとつは、相手が飲まないとき。飲まない家に一升瓶が届くと、置き場所から処理まで相手の仕事が増える。わからないときは720mlにしておく。
もうひとつは、毎年同じものを送っているとき。続けることが礼儀になる贈り物でもあるので一概には言えないが、何年も同じだと「届いた」以上の感想が生まれにくくなる。銘柄を変えるか、季節のものを混ぜるかで、同じ金額でも印象が変わる。
相手の家族構成で変わる
夫婦二人の家なら720mlが開けやすい。人が集まる家なら1800mlや、小瓶が並ぶセットのほうが食卓で機能する。
家族の中に酒を飲まない人がいる場合は、梅酒を混ぜると全員が手を出せる。白笹鼓のウメザケは秦野産の梅を手摘みして日本酒で仕込んだもので、アルコール9度台。原材料は梅果・清酒・果糖の3つだけ。720ml 税込2,750円で、ロック・水割り・炭酸割りのほか、お湯で割ると梅の香りが立つ。
好みがわからない相手には、飲み比べのセットという逃げ道がある。白笹鼓の5銘柄飲み比べスターターキットは箱付きで税込3,850円。どれが好きかを相手に決めてもらう形になる。
金額は去年と同じに置く
お歳暮は毎年続く贈り物なので、金額を上げると翌年から下げにくい。去年と同じ帯に置いて、中身を変えるほうが続けやすい。
うちのオンラインストアでは、のしと包装は無料(蝶結び/結び切り慶事/結び切り弔事/包装のみ)。木箱に入る商品は木箱あり・なしを選べて、化粧箱は600円。蔵元から直送でき、お届け日時も指定できる。
まとめ
もらって嬉しいお歳暮の条件は、消えること・自分では買わないこと・時期を相手が選べること・人数に合うこと。日本酒は1つめと3つめに素直に当てはまり、2つめは選び方で作れる。相手が飲むかわからないときは720mlまで、飲まない人がいる家なら梅酒、好みがわからなければ飲み比べ。金額は去年と同じ帯に置いて、中身を変える。




