湘南から丹沢へ、神奈川ドライブ — 海のレモンと山の日本酒を巡る一日

神奈川って、不思議な県だと思いませんか。南には海が広がって、北には丹沢の山並みが迫っている。その両端を1日で走り抜けてしまえるのが、この県のドライブの醍醐味です。海の風をまとったまま山の空気の中に入っていく、あの景色の切り替わる瞬間がこのルートの魅力。晴れた週末には、ついハンドルを握りたくなるような道のりです。

ここではそんな「海から山へ」のルートで、ちょっと特別なお酒に出会う一日を提案してみます。

ドライブ土産に — 秦野の地酒

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目次

午前 — 湯河原・小田原、海とレモンの産地へ

朝9時、まずは湯河原を目指します。海沿いの国道135号線は、晴れた日には相模湾がびかびかと光って、まずそれだけで来てよかったと思わせてくれます。窓を少し開けると潮の匂いが入ってきて、気分はもう完全にドライブモード。

湯河原といえば温泉の印象が強いですが、実はレモンの産地としても知られています。温暖な気候と適度な傾斜地が柑橘の栽培に向いていて、地元の農家「やまげん」さんが丁寧に育てたレモンは、皮まで安心して使えるのが自慢です。道の駅などで産直のレモンを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。あの鮮やかな黄色と、傷ひとつない皮の手触りに、育てた人の気持ちが宿っているみたいで。

小田原に差し掛かると、城下町の落ち着いた雰囲気に変わります。海を背に、少しずつ内陸へ向かう準備が整ってくる感じがします。

湘南から丹沢へ、神奈川ドライブ — 海のレモンと山の日本酒を巡る一日 — 午前 — 湯河原・小田原、海とレモンの産地へ

湯河原やまげんのレモン。この黄色が、のちに出会う一本のお酒に宿っています。

昼 — 秦野へ。多奈加のうどんで、腹ごしらえ

東名の秦野中井ICで高速を降りると、空気がすっと変わります。山が近い。丹沢の稜線がぐっと迫ってきて、さっきまでいた海沿いと同じ神奈川とは思えないほどです。

お昼は秦野市内の「多奈加」へ。地元で長く愛されているうどんの店で、出汁のきいたつゆとコシのある麺が、ドライブの疲れをやんわりほぐしてくれます。店内は混み合うこともあるので、少し早めに着くのがおすすめです。うどんをすすりながら、「この後どこ行く?」なんて話しているうちに、午後の楽しみへの期待がじわじわ高まってきます。

湘南から丹沢へ、神奈川ドライブ — 海のレモンと山の日本酒を巡る一日 — 昼 — 秦野へ。多奈加のうどんで、腹ごしらえ

出汁の香りが、山間の昼どきにやさしく広がります。

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午後 — 金井酒造店。山の名水と、海のレモン

東名秦野中井ICから車で約15分。金井酒造店は、秦野の静かな住宅地にひっそりと、でも確かな存在感で建っています。

秦野は「名水の里」として知られていて、丹沢の山々がゆっくりと時間をかけて濾過した水が、市内各所の湧水として湧き出しています。金井酒造店の代表銘柄「白笹鼓」は、まさにその秦野の名水で醸された日本酒です。口に含むとすっきりとしていて、それでいてお米の旨みがちゃんと後から来る。山の水らしい、透明感のある味わいです。

秦野だけでなく、神奈川には水も土地も違う蔵が点在しています。神奈川の地酒・酒蔵を14蔵まとめて見ておくと、次のドライブ先も見つかります。

そしてこのルートのもう一つの目玉が、「クラッチュ 湘南潮彩レモン40」。朝に通ってきた湯河原やまげんのレモンを使った、大吟醸ベースのレモンサワーの素です。果汁を40%も使っているので、レモンの香りがぐわっと広がって、でも大吟醸ベースの甘酸っぱさがそれを包んでいる。糖類も香料も使っていません。海のレモンが、山の蔵で一本のお酒になっている。そう思うと、このドライブ自体がそのままこのお酒のルーツをなぞっているようで、なんだか嬉しくなります。

直売所では購入もできます。運転の後は、お土産に持ち帰って自宅でゆっくりと。スタッフの方に、造りのこだわりや季節限定品のことなど、気になったことを聞いてみるのもいいでしょう。

湘南から丹沢へ、神奈川ドライブ — 海のレモンと山の日本酒を巡る一日 — 午後 — 金井酒造店。山の名水と、海のレモン

秦野の静かな空気の中に建つ金井酒造店。直売所で出会う一本が、今日一番の思い出になるかもしれません。

寄り道 — 白笹稲荷神社と田原ふるさと公園

蔵を出たら、もう少しだけ秦野を散歩しましょう。金井酒造店のほど近くにある「白笹稲荷神社」は、関東三大稲荷のひとつとも呼ばれる古社です。境内に入ると木立がひんやりとした空気を作っていて、不思議と落ち着いた気持ちになります。

「田原ふるさと公園」は、丹沢の山並みを借景にした広い公園です。菜の花や桜の季節は特に美しく、秦野の空の広さが実感できます。お酒を買った紙袋を脇に置いて、少しだけベンチに座って山を眺める。贅沢な午後の過ごし方だと思います。

湘南から丹沢へ、神奈川ドライブ — 海のレモンと山の日本酒を巡る一日 — 寄り道 — 白笹稲荷神社と田原ふるさと公園

丹沢を背景に広がる秦野の空。ここに来ると、距離より時間で旅を測りたくなります。

ルートまとめ

今回走ったルートはこんな感じです。神奈川の「縦断」を日帰りで楽しめる、ちょうどいい距離感です。

湯河原(レモン産地・海沿い観光)→ 小田原(通過・城下町散策)→ 秦野(昼食・蔵・神社・公園)

  • 総距離: 約60〜70km

  • 所要時間: 5〜6時間(観光・食事込み)

  • アクセス: 金井酒造店は東名高速「秦野中井IC」から約15分

渋滞を避けるなら朝早めのスタートがおすすめ。帰りの東名は夕方から混み始めるので、17時前には秦野を出るとスムーズです。

持ち帰りたい、二本のお酒

ドライブの結びに手にしたいのが、「クラッチュ 湘南潮彩レモン40」と「白笹鼓」の二本。

湘南から丹沢へ、神奈川ドライブ — 海のレモンと山の日本酒を巡る一日 — 帰りの車の中、助手席の戦利品たち

海から山へ、約1日かけて走る道のりが、そのままこの2本に詰まっているような一日になるはずです。朝に眺めた相模湾の光と、蔵の前で感じる木と水の匂い。高速に乗って帰路につくころには、窓の外の景色がオレンジ色に染まっているでしょう。

湘南から丹沢へ、神奈川ドライブ — 海のレモンと山の日本酒を巡る一日 — 帰りの車の中、助手席の戦利品たち

自宅に戻ったら、レモンのリキュールをソーダで割って、まずは一杯。白笹鼓はもう少し後で、ゆっくりと。そんな夜を思い描いて選ぶ二本です。

神奈川は、まだまだ走り足りない魅力がありそうです。

ドライブ土産に — 秦野の地酒

湘南〜丹沢ドライブの帰りに。秦野の蔵元・金井酒造店の直売所でお買い物いただけます。

[白笹鼓 大吟醸 ¥4,400 →](/products/9)
[飲み比べセット 5銘柄 ¥3,850 →](/products/79)
[来店受け取りについて →](/pages/local-pickup)

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