秦野で過ごす、お酒と水の一日 — 酒蔵見学×白笹うどん×田原ふるさと公園
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秦野の朝は、空気が違います。
丹沢山系から吹き降ろす風がまだ冷たい季節でも、どこか柔らかくて、深呼吸したくなる。それはきっと、この土地に流れる水のおかげなのかもしれません。
今回は、そんな秦野を「水とお酒」をテーマに歩いてみました。酒蔵見学から始まって、おうどんを食べて、ふるさと公園でのんびりして。たった半日なのに、なんだかずいぶん遠くへ旅してきたような気持ちになる、そんなコースをご紹介します。
まずは金井酒造店へ — 蔵見学で知る、秦野の水の力
小田急線「秦野」駅からバスで約10分。田んぼと住宅が混ざり合う、のどかな景色の中に金井酒造店はあります。
蔵見学では、お酒づくりの工程を間近で見ることができます。仕込みの時期に訪れると、蔵の中に甘い麹の香りが漂っていて、それだけでちょっと幸せな気分に。
「全国屈指の名水と言われる丹沢山系の伏流水を使っているんです」と蔵の方が教えてくれました。実際に仕込み水を一口いただくと、驚くほどまろやか。この水があるからこそ、白笹鼓のあのやさしい味わいが生まれるのだと、腑に落ちます。
見学の最後には試飲もできます。純米大吟醸から本醸造まで、ずらりと並んだ白笹鼓を少しずつ味わう時間は、それだけでひとつのイベントのよう。お気に入りの一本を見つけて、お土産にするのもおすすめです。
白笹うどん 多奈加 — 湧き水で打つ、つるりとした一杯
蔵見学でお酒の知識を仕入れたら、次はお腹を満たしましょう。金井酒造店からほど近い「白笹うどん 多奈加」さんへ。

築100年を超える古民家を改装したお店は、入った瞬間にほっとする空気が流れています。こちらのうどんの特徴は、なんといっても敷地内から湧き出る地下水で打った自家製麺。つるりとした喉ごしと、しっかりとしたコシが両立していて、箸が止まりません。
おすすめは「とろろつけうどん」。丹沢の自然薯を使ったとろろが、うどんの旨みを引き立ててくれます。そしてここだけの話、多奈加さんでは金井酒造店のお酒もいただけるんです。蔵で気になったあの一杯を、おうどんと一緒に。最高の組み合わせです。
Vol.13 ”コシ”が自慢!湧水仕込みの古民家うどん店「白笹うどん 多奈加(たなか)」
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田原ふるさと公園 — 食後の散歩は、秦野の里山で
お腹が満たされたら、歩いてすぐの田原ふるさと公園へ。

2022年にリニューアルした農産物直売コーナーには、地元の新鮮な野菜やお花が並んでいます。秦野産の木材を使った温かみのある建物で、お買い物をするだけでも楽しい場所です。
敷地内には「そば処 東雲」もあって、ひきたて・打ちたて・ゆでたてのお蕎麦が味わえます。うどんの後にそばはさすがに…という方も、次回のお楽しみにぜひ。
公園のベンチに座って、丹沢の山並みを眺めていると、時間がゆっくり流れていくのを感じます。都心から1時間ちょっとの距離に、こんな場所があったのかと。
白笹稲荷神社に寄り道 — 銘酒の名前の由来を訪ねて
もしお時間があれば、白笹稲荷神社にもぜひ足を延ばしてみてください。

関東三大稲荷のひとつとして知られるこの神社は、金井酒造店の銘酒「白笹鼓」の名前の由来になった場所でもあります。かつて4代目蔵元が、境内の笹が風に揺れる音に鼓の響きを感じ、その感動をお酒の名前に込めたのだそうです。
静かな境内を歩きながら、耳を澄ませてみてください。風が笹を揺らす音が、かすかに聞こえるかもしれません。
Vol.10 古来より秦野に鎮座する関東三大稲荷「白笹稲荷神社」
秦野一日コースまとめ
| 時間 | スポット | 所要時間 |
|---|---|---|
| 10:00 | 金井酒造店(蔵見学・試飲) | 約60分 |
| 11:30 | 白笹うどん 多奈加(昼食) | 約60分 |
| 13:00 | 田原ふるさと公園(散策・買い物) | 約45分 |
| 14:00 | 白笹稲荷神社(参拝) | 約30分 |
アクセス
小田急線「秦野」駅よりバス約10分。お車の場合、東名高速「秦野中井IC」より約15分。
秦野の水が育てたお酒と食を、のんびり巡る一日。忙しい日常をちょっとだけ忘れて、丹沢の麓で深呼吸してみませんか。
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