酒粕とは?使い方・甘酒・粕汁・美容まで|蔵元直詰の楽しみ方
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スーパーでときどき見かける、白い板状のあれ。あるいは酒蔵の直売所でだけ手に入る、ふわりと酒の香りがするかたまり。酒粕は、知っている人にとっては台所の頼れる相棒なのに、知らない人にとっては「何に使うのかよくわからないもの」かもしれません。
もったいない話です。酒粕は、日本酒づくりの過程で生まれる、栄養も風味もたっぷり詰まった素材です。甘酒にも、汁ものにも、漬けものにもなる。一度使い方を覚えると、冬の台所に欠かせなくなります。
ここでは、酒粕とはそもそも何なのか、どんな使い道があるのか、そして蔵元としてどう手に入れて楽しんでもらえるのかまで、まとめてお話しします。
※ 写真はイメージです
酒粕とは — 日本酒をしぼったあとに残るもの
日本酒は、米と米麹と水を発酵させてできた「もろみ」をしぼることで、澄んだお酒になります。このとき、しぼり機に残る固形分が酒粕です。
つまり酒粕は、日本酒の副産物。とはいえ、ただの搾りかすではありません。発酵を経た米と麹のかたまりですから、お酒には溶け出さなかった栄養や旨みがぎっしり残っています。いわば、日本酒のもう一つの姿。蔵にとっては、丹精込めて仕込んだお酒と同じ原料から生まれる、大切なものです。
ひとつ知っておいてほしいのは、酒粕が生まれるのは冬だということ。日本酒の多くは、寒さで雑菌が動きにくく仕込みに向いた冬、いわゆる「寒造り」の時期に造られます。その仕込みでしぼったときに酒粕が出るので、酒粕もまた冬の産物です。とはいえ、しぼりたてを蔵で保管しておけば一年を通して楽しめるもので、金井酒造店では通年、蔵元直送でお届けしています。旬に生まれ、一年かけて味わう——そういうお付き合いのできる食材です。
使い方その一:甘酒
酒粕のいちばん身近な使い道が甘酒です。
酒粕をお湯で溶いて砂糖で甘みを足すだけ。火にかけて溶かせばできあがる手軽さで、寒い朝の一杯にも、夏の冷やし甘酒にもなります。金井酒造店では「酒粕1:砂糖1:水1」という覚えやすい黄金比でつくっていて、ジャムを混ぜたり、牛乳やカルピスで割ったりといったアレンジも楽しめます。
具体的な配合と手順は、レシピ記事にまとめました。酒粕甘酒の作り方|蔵元の黄金比レシピ
そもそも甘酒には米麹からつくるタイプもあって、両者は別の飲みものといっていいくらい性格が違います。違いが気になる方はこちらへ。甘酒とは?米麹と酒粕の違い・効果・飲み方
使い方その二:粕汁
寒い季節にぜひ試してほしいのが粕汁です。
味噌汁を仕立てるときに、溶いた酒粕を加えるだけ。鮭やぶり、大根や人参、こんにゃくといった具を入れて煮込み、味噌と酒粕を合わせれば、体の芯から温まる一杯になります。酒粕のコクが汁全体にまろやかさを与えて、いつもの味噌汁がぐっとごちそうらしくなる。関西では冬の定番として親しまれている料理です。
酒粕の量は好みですが、入れすぎると重くなるので、まずは控えめから。煮立てるとアルコールはほとんど飛びますが、気になる方はしっかり火を通してください。
使い方その三:粕漬け
酒粕は、漬け床としても優秀です。
魚の切り身や肉を酒粕の床に数日漬けると、身がしっとりして旨みが増し、焼いたときの香りが格別になります。きゅうりや大根といった野菜を漬ければ、ほのかに酒の香る漬けものに。市販の粕漬けを買うものだと思っていた人ほど、自分でつくれることに驚くはずです。漬けたあとの粕は、軽くぬぐって焼けば大丈夫。何度か使い回せます。
栄養と、美容の話
酒粕には、たんぱく質やビタミンB群、食物繊維、そして発酵に由来するさまざまな成分が含まれていると言われます。寒い時期に体を温め、滋養をつける食材として昔から重宝されてきました。
美容の面では、酒粕をパックのように使う楽しみ方を見聞きすることもあります。ただ、こうした効果は人によって感じ方もさまざまで、科学的にすべてが裏づけられているわけではありません。「昔からそう言われてきた」くらいの距離感でとらえ、まずは食べて楽しむのがいちばんだと思います。肌に使う場合は、合うかどうか少量で試してから、無理のない範囲で。
※ 写真はイメージです
蔵元直詰 秦野の酒粕
金井酒造店では、丹沢の名水で仕込んだ日本酒をしぼったあとの酒粕を、そのまま詰めてお届けしています。蔵で生まれたものを、余計な手を加えずに。甘酒にも粕汁にも粕漬けにも使える、素直な酒粕です。
蔵元直詰 秦野の酒粕
丹沢の名水で仕込んだ日本酒をしぼったあとに残る、蔵元直詰めの酒粕(板粕・500g)。甘酒・粕汁・粕漬け・美容パックと幅広く使えます。造り酒屋のしぼりたてはやわらかく溶けやすいのが持ち味。蔵から直送で通年お届けしています。
500g ¥540(税込・送料別)/蔵元直送・通年
秦野の酒粕を購入する →漬物床など、たっぷり使いたい方には 5kg ¥2,750(要予約・受注生産) もご用意しています。ご希望の方はお問い合わせください。
一袋を使い切る — 甘酒・粕汁・粕漬け
酒粕はひと袋あると、想像以上に長く楽しめます。まずは黄金比の酒粕甘酒(酒粕1:砂糖1:水1)から。寒い季節は根菜と一緒に粕汁に、魚や肉を漬ければ粕漬けに、薄くのばして粕床にも。使い方に慣れると、一袋があっという間になくなります。
そこで、酒粕を無駄なく使い切るためのご提案を。金井酒造店では、甘酒・粕汁・粕漬け・甘酒スイーツといった酒粕の使い切りレシピや、新酒・季節限定酒の便りをメールでお届けしています。次に何を作ろうか迷ったときの、献立のヒントに。
酒粕の使い切りレシピを、メールでお届け
甘酒・粕汁・粕漬け・甘酒スイーツ——一袋を無駄なく使い切るレシピと、蔵の季節の便りを無料でお送りしています。
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もうひとつ、蔵で味わうという楽しみ方も。金井酒造店の蔵見学では、酒粕でつくった甘酒を味わっていただけます。秦野の地下水で仕込んだお酒の世界を、酒粕の一杯とともに体感していただける機会です。蔵見学は要予約で、料金や所要時間などの最新情報は予約ページでご確認ください。