ササノメグリ — 低アルコール日本酒という新しい選択

日本酒が苦手、という方に話を聞くと、理由はだいたい似ています。アルコールが強すぎる。甘さと辛さが複雑でよくわからない。翌日に残る。あるいは、ただなんとなく自分には縁のない飲み物だと思っていた、と。

その「なんとなく」に、ササノメグリはそっと手を差し伸べます。

ササノメグリ——メグリ=巡り、めぐり逢い。金井酒造店は醸造に音楽を聴かせる「音楽醸造」から生まれた蔵です。いまは全量ではなく一部の酒が音楽を聴きながら育っていますが、その思想は酒の名前にいまも流れています。代表銘柄「白笹鼓」の鼓が刻む基調の上に、いくつもの新しい楽章を重ねてきました。ササノメグリもそのひとつ。鼓の基調から離れ、低アルコールという新しい旋律で、これまで日本酒と出会わなかった人とめぐり逢う。そのための酒です。

碧笹 — 甘酸っぱさという、新しい日本酒の言葉

碧笹は低アルコールの純米酒です。アルコール度数は一般的な日本酒よりも抑えられており、食事と一緒に気軽に飲める設計になっています。でもその個性は、「薄い」とか「控えめ」といった言葉では伝わりません。

碧笹の特徴は、甘酸っぱさです。日本酒づくりで古くから用いられてきた「黄麹」と、焼酬などに使う「白麹」を併せて使うことで、果実感のあるさわやかな酸味と、米の豊かな甘みが共存する味わいに仕上げています。鋭くない、柔らかなフルーツのような酸。さながら白ワインのような、軽やかな飲み心地です。「日本酒らしくない」という感想が、ここでは褒め言葉になります。

ササノメグリ 碧笹

ササノメグリ 碧笹

低アルコールの純米酒。白ワインのような甘酸っぱさで、よく冷やしてワイングラスで。サラダやカルパッチョ、チーズなど軽い前菜と。

720ml ¥2,420(税込)

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緋笹 — 古代米が染めるロゼの世界

碧笹の姉妹酒である緋笹には、もうひとつの物語があります。この酒の美しい赤みは、古代米によるもの。色素を持つ古代米を一緒に仕込むことで、酒に自然な赤みが移り、グラスに注ぐとロゼワインを思わせる艳やかな色合いになります。

添加物で着色しているわけではなく、米そのものが持つ色を酒に溶かし込んでいる。原料は米と水のみ(古代米エキス)。碧笹と共通する甘酸っぱさを持ちながら、緋笹はどこか華やかで、記念日の食卓や特別な夜に似合います。数量限定での販売のため、出会えたときはその縁を大切に。

ササノメグリ 緋笹

ササノメグリ 緋笹(数量限定)

古代米が生む、ロゼワインのような果実味。アルコール度数13度。ワイングラスに入れ、冷やして。和食にも洋食にも合います。

720ml ¥2,420(税込・数量限定)

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届けたかった人たちのこと

ササノメグリというカテゴリを作るとき、蔵が想像していたのはどんな飲み手だったのでしょうか。

お酒は好きだけれど度数の強いものは苦手な方。日本酒は飲んだことがないけれど、ちょっと試してみたいと思っている方。ワインや果実酒を好む方で、日本酒という世界には踏み込んでいなかった方。碧笹と緋笹は、そういう方たちとの出会いを想定して設計されています。「低アルコールだから」という理由ではなく、「この甘酸っぱさが好きだから」という理由で繰り返し選ばれる酒になること。そこに、この二本の本当の目標があります。

日本酒の地図は、まだ広がっている

低アルコール日本酒は、日本酒市場の中でもまだ新しい領域です。度数を下げながら旨みと個性を保つことは、実は高度な醸造の技を要します。金井酒造店が二種類の麹を選び、古代米という素材を使ったのも、その答えを探した末の選択でした。

日本酒の地図に、これまでなかった場所が少しずつ描き加えられています。ササノメグリは、その開拓の記録でもあります。

甘酸っぱさの向こうに、日本酒の知らなかった顔があります。

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