夏笹しゅわり — 日本酒が苦手でも飲めるスパークリング
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夏に日本酒を飲む人は少ない。暑い季節にはビールかハイボール、冷えた白ワイン。日本酒は冬の飲み物だという印象が、どこかに根強くある。
その印象を覆すために造った酒がある。夏笹しゅわり 純米発泡生。金井酒造店が夏季限定で出すスパークリング日本酒だ。
瓶の中で泡が生まれる
しゅわりの泡は、炭酸ガスを後から注入したものではない。瓶内二次発酵で生まれた天然の泡だ。瓶に詰めたあとも酵母が生きていて、瓶の中でゆっくりと発酵が進む。その過程で生まれる炭酸ガスが、きめ細かい泡になる。シャンパーニュと同じ原理だ。
グラスに注ぐと、細かな泡が筋になって立ち上る。口に含むとやわらかな刺激が舌の上で弾け、そのあとにほのかな米の甘みが広がる。アルコール度数は低めに設計されていて、日本酒の重さはほとんど感じない。見た目も味わいも、スパークリングワインに近い。
日本酒が苦手な人の入口として
「日本酒が苦手だ」という人の多くは、独特の香りや重さに抵抗を感じている。しゅわりには、その抵抗感がほとんどない。炭酸の爽快感が日本酒特有の風味をやわらげ、低アルコールだから飲み疲れもしにくい。
日本酒を飲んだことがない友人に一本だけ勧めるとしたら、しゅわりを選ぶかもしれない。「これが日本酒なの?」という驚きが、日本酒への先入観を静かに溶かしてくれるからだ。
飲み方と楽しみ方
しっかり冷やして飲む。冷蔵庫で数時間、できれば一晩。グラスはフルートグラスがいい。細長いグラスの中を泡が立ち上っていく様子は、それだけで夏の食卓を華やかにする。
食前酒として最初の一杯に出すと、場の空気が明るくなる。フルーツやカルパッチョ、生春巻きのような軽い料理との相性がいい。バーベキューの合間に冷えたしゅわりを一杯、というのも悪くない。
720ml、1,100円(税込)。この価格は、ちょっとした手土産やギフトとしても使いやすい。瓶のデザインも涼しげで、見た目のインパクトがある。「何これ?」から会話が始まるような酒だ。
季節限定という意味
しゅわりは通年商品ではない。夏季限定の酒だ。暑い時期だけ蔵が仕込み、なくなったらその年は終わり。だから「飲んでみたい」と思ったら、在庫があるうちに手に取ってほしい。
日本酒そのものについてもっと知りたい方はこちら。しゅわりが日本酒の中でどういう位置にあるのか、全体像を掴んでから飲むと、また違った味わいに出会える。
夏の暮らしに、日本酒の泡を一杯。しゅわりがその入口になれたら嬉しい。