日本酒のおすすめは「好み」で変わる — 蔵元の30銘柄で自分のタイプを見つける

「日本酒 おすすめ」と検索して、ここに来た人に聞きたい。

ランキング記事をいくつか見て、結局どれにするか決まっただろうか。たぶん、決まっていない。1位の酒も5位の酒も美味しそうだけど、「で、自分にはどれが合うの?」がわからないまま、タブを閉じようとしているんじゃないか。

※ 写真はイメージです

それは当然で、日本酒のおすすめは人によって違う。甘いのが好きな人と辛いのが好きな人では、合う酒がまったく違う。普段ビールを飲んでいる人と、ワインを飲んでいる人でも違う。食事と一緒に飲みたい人と、酒だけでじっくり味わいたい人でも違う。

だから「おすすめランキング1位」が自分にとっての1位とは限らない。

この記事では、ランキングの代わりに、自分の好みのタイプを見つける方法を書く。好みがわかれば、日本酒選びは一気に楽になる。


日本酒の味は3つの軸で分かれる

日本酒の味を決めるのは、大きく3つの要素だ。

甘辛。 甘口か辛口か。日本酒度という数値で測れるが、数値だけでは実際の味はわからない。酸度やアミノ酸度も絡むから、同じ日本酒度でも甘く感じたり辛く感じたりする。

濃淡。 味が濃いか薄いか。純米酒は一般的に味が濃く、本醸造はすっきりしていることが多い。ただしこれも蔵や造り方で大きく変わる。

香り。 華やかか穏やかか。大吟醸や吟醸はフルーティな吟醸香が立つ。純米酒は米の穏やかな香り。香りの好みは、日本酒選びで一番好みが分かれるところだ。

この3軸の組み合わせで、日本酒の味わいは無数のパターンになる。だからランキングで「これが1位」と言われても、自分の3軸と合っていなければ美味しく感じない。


好みは飲まないとわからない

ここが日本酒の難しいところで、自分の好みは頭で考えてもわからない。

「辛口が好きだと思う」と言う人が甘口の純米大吟醸を飲んでみたら気に入った、ということは蔵元で日常的に起きる。逆に「フルーティなのがいい」と言っていた人が、燗にした特別純米の旨みにハマることもある。

飲んでみないとわからない。 これが真実だ。

でも、いきなり何本も買って試すのは現実的じゃない。4合瓶1本で¥1,500〜3,000。5本試したら1万円を超える。合わなかったら残りをどうするか、という問題もある。

 — 好みは飲まないとわからない ※ 写真はイメージです


だから「診断」で好みの方向性を掴む

金井酒造店では、蔵元AIという日本酒診断を作った。

6つの質問に答えるだけで、自分の好みのタイプがわかる。聞くのは「普段どんなお酒を飲むか」「甘いのと辛いのはどちらが好きか」「食事と合わせるか、お酒だけで楽しむか」といった、日本酒の知識がなくても答えられることばかりだ。

診断の仕組みはこうだ。回答パターンから好みの傾向を判定して、金井酒造店の30銘柄の中から合うものを提案する。純米酒から大吟醸まで、辛口から甘口まで、燗向きから冷酒向きまで。30銘柄あると味のバリエーションが広いから、大抵の好みはカバーできる。

所要時間は1分くらい。無料で、会員登録もいらない。

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なぜ蔵元が診断を作ったのか

蔵元で働いていると、「おすすめはどれですか」と聞かれることが本当に多い。直売所でも、オンラインでも、イベントでも。

その度にまず聞くのは「普段何を飲みますか」だ。ビールが好きな人にはすっきり系の純米酒を出す。ワイン好きの人には吟醸香のある酒を出す。甘いものが好きな人には、純米大吟醸を冷やして出す。

 — なぜ蔵元が診断を作ったのか ※ 写真はイメージです

この「好みを聞いて、合うものを出す」をスマホでできるようにしたのが蔵元AI診断だ。直売所に来なくても、同じ体験ができる。

診断結果は金井酒造店の銘柄から選ばれる。全国の日本酒を横断的に比べるものではない。でも、「自分は甘口・フルーティ系が好きなんだ」とか「意外と辛口のほうが合うのか」という発見は、この先どこの蔵の酒を選ぶときにも使える。

好みの出発点を、うちの酒で見つけてほしい。日本酒はそこからどんどん広がっていくから。


初めての一本は「失敗しない」が大事

診断で好みのタイプがわかったら、まず1本試してみてほしい。

初めての日本酒で大事なのは「美味しい」より「まずくない」だ。最初の1本で「やっぱり日本酒は合わない」と思われたら、その先がない。好みのタイプに合った酒なら、少なくとも「思ってたより飲めるな」にはなる。そこが出発点だ。

金井酒造店の酒は、720ml(四合瓶)で¥1,540〜¥3,300。大吟醸でも¥3,300。初めて試すのにちょうどいい価格帯だと思う。

飲み方も好みのタイプで変わる。すっきり系が好みなら冷酒で。旨み系ならぬる燗で。飲み方一つで味の印象がまるで変わるから、1本の酒で冷やと燗を両方試してみると面白い。


贈り物にも「好み診断」は使える

日本酒をプレゼントしたいけど相手の好みがわからない。これもよく聞く悩みだ。

蔵元AI診断は、相手の代わりに答えても使える。「あの人はビール好きだから、すっきり系かな」「甘いもの好きだから、フルーティ系かな」。完璧にわからなくても、大体の傾向で答えれば、ランキング1位を買うよりずっと喜ばれる選択ができる。

「この診断で選んだんだよ」と添えるだけで、贈り物としての「ちゃんと選んだ感」が出る。


日本酒は「おすすめ」より「好み」で選ぶ時代

日本酒の蔵は全国に1,400以上あって、銘柄数は数万。この中から「おすすめの1本」を決めるのは、誰にとっても難しい。

でも「自分はこういうタイプが好き」がわかっていれば、どの蔵に行っても、どの酒屋に入っても、選べるようになる。好みという軸があれば、無数の選択肢が急に整理される。

その軸を見つけるのに、蔵元の30銘柄を使ってほしい。1分の診断が、この先の日本酒との付き合い方を変えるかもしれない。

「おすすめ」を探すより、自分の好みを見つけるほうが早い

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