江ノ島・湘南グルメガイド|何を食べる・海の家
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江ノ島で何を食べるか——観光に出かける前に、たいていの人がこれを検索する。江ノ島・湘南は神奈川の海沿いでいちばん人が集まる場所で、駅前から橋を渡って島の奥まで、食べるものが途切れない。しらす丼、海鮮、食べ歩きのスナック、夏には海の家。選択肢が多いぶん、「結局どこで何を食べればいいのか」で迷いやすい。
この記事では、江ノ島・湘南で食べるものをシーンと時間帯ごとに整理する。昼のしらす丼、橋の上や参道の食べ歩き、夕方の海鮮、そして夏の海の家。それぞれに「その一日にどんな一杯を合わせると気持ちいいか」も添えた。私は秦野で酒を造っている金井酒造店の人間で、自分たちのレモンサワー「クラッチュ」を江ノ島の海の家に実際に出している。だから海辺のごはんとお酒の相性は、机上の話ではなく現場で見てきた話として書ける。
固有の店名はあえて断定で挙げない。江ノ島は入れ替わりも多く、時期によって営業も変わるから、「こういうものが、このエリアに多い」という地図として読んでもらうのがいちばん役に立つはずだ。
※ 写真はイメージです
まず地図を頭に入れる — 江ノ島・湘南のエリア感
食べるものを語る前に、ざっくりした地理を押さえておくと動きやすい。江ノ島・湘南の食エリアは、大きく三つに分かれる。
片瀬江ノ島駅〜弁天橋のあたり。小田急の片瀬江ノ島駅を降りると、すぐ海と弁天橋が見える。新江ノ島水族館もこの一帯だ。海を眺めながら食べたい、家族連れでさっと済ませたい、という人はこのエリアで完結することが多い。夏の海の家もこの西浜側に並ぶ。
弁天橋を渡って島に入った参道(仲見世)。橋を渡ると、江島神社へ続く参道に飲食店と土産物屋がぎっしり並ぶ。食べ歩きの中心はここ。坂と階段が多いので、歩きながらつまめるものが強い。
島の奥・岩屋方面。参道を登り切った先、稚児ヶ淵や岩屋のあたりまで行くと、海を見下ろす席のある食事処が点在する。人混みから少し離れて腰を据えたいなら奥まで足を延ばす価値がある。
つまり、「橋の手前で海を見ながら食べる」「参道で歩きながらつまむ」「島の奥で腰を据える」の三択を、その日の気分と同行者で選び分けるのが江ノ島の歩き方だ。以下、食べるものごとに掘っていく。
昼のしらす丼 — 江ノ島で最初に食べるべきもの
江ノ島で何を食べるか迷ったら、まずしらす丼を勧めたい。湘南はしらすの水揚げで知られていて、江ノ島・腰越あたりは漁港が近い。「江ノ島でしらす丼」は名物として根づいていて、参道にも島の奥にも、しらすを看板にした店が多い。
生しらす・釜揚げ・二色丼の違い
しらす丼にはおおまかに三種類ある。生しらすはとろりとした口当たりと磯の香りが身上で、鮮度が命。だから禁漁期間や時化のあとは出ないことがある。生しらすが目当てなら、その日に獲れているかを店先で確かめるのが確実だ。釜揚げしらすはふっくらして甘みがあり、年間を通して安定している。子どもや生魚が苦手な人にも食べやすい。両方を半分ずつのせた二色丼なら、食感と味の違いを一度に楽しめる。初めてなら二色丼から入るのが間違いがない。
しらすの旬と、出ない時期のこと
しらす漁には禁漁期間があり、おおむね年明けから春先にかけては生しらすが手に入りにくい。漁が解禁される春から夏、秋がしらすのいい季節だ。「せっかく行ったのに生しらすが品切れ」は江ノ島あるあるなので、生にこだわるなら時期を選ぶか、釜揚げで妥協できる構えで行くと気持ちが楽になる。
※ 写真はイメージです
しらす丼に、どんな一杯を合わせるか
しらすは味そのものが繊細だ。だから合わせる飲みものは、しらすの甘みと磯の香りを消さないものがいい。ビールもいいけれど、昼から強い苦味が続くとしらすの繊細さが負けてしまう。
蔵元として勧めたいのは、果汁の多いレモンサワーを薄めのソーダ割りで合わせること。私たちのクラッチュは湯河原産レモンを果汁40%使っていて、糖類も香料も入れていない。だから余計な甘さがなく、レモンの香りだけがふっと立つ。これをしっかり炭酸で割ってやると、しらすの甘みを覆い隠さずに、磯の余韻だけをレモンの酸で軽く整えてくれる。海鮮丼のように刺身がのる丼なら、もう少し酸を効かせて脂を流すイメージで。料理ごとの細かい合わせ方は湘南の海ごはんに合わせるレモンサワーに書いたので、丼の種類で迷ったらそちらも見てほしい。
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参道の食べ歩き — 歩きながらつまむ江ノ島
江ノ島の楽しさの半分は、参道の食べ歩きにある。弁天橋を渡って江島神社へ向かう坂道には、片手で食べられるものが並んでいて、海風の中をつまみながら登っていく時間そのものがごちそうになる。
食べ歩きで外さない定番
江ノ島の食べ歩きでよく見かけるのが、たこせんべいだ。丸ごとのタコをプレスして焼き上げた大判のせんべいは、江ノ島の名物として定着している。焼きたては香ばしく、海鮮の旨味が一枚に凝縮されている。並ぶこともあるが、その価値はある。
そのほか、しらすを使ったコロッケやまん、海鮮の串焼き、サザエのつぼ焼きなど、海の幸を手軽に食べられるものが多い。甘いものなら、のり団子や女夫饅頭(めおとまんじゅう)といった昔ながらの和菓子も参道の風景の一部だ。塩気のあるものと甘いものを交互につまむと、登り坂も飽きずに歩ける。
食べ歩きを快適にするコツ
参道は坂と階段が続くので、両手がふさがると疲れる。一度に何種類も持たず、一品ずつ食べ切ってから次へ進むのがいい。混雑する時間帯(昼前後と夕方)は店先に行列ができるので、少し早めの時間に動けると快適だ。ゴミ箱は限られているので、食べ終わった串や容器は持ち帰る前提で身軽にしておくと気持ちよく歩ける。
夕方の海鮮 — 腰を据えて湘南の海の幸を
昼の丼と食べ歩きで島をひと回りしたら、夕方は腰を据えて海鮮を食べたい。江ノ島・湘南は相模湾の魚に恵まれていて、しらす以外にも食べるべきものが多い。
しらす以外に湘南で食べたい魚介
地魚の刺身盛りは、その日の水揚げで内容が変わる。アジ、サバ、カマス、季節によってはカワハギや金目。サザエやアワビのつぼ焼き、はまぐりの酒蒸しといった貝類も湘南らしい。夏なら岩牡蠣、冬の相模湾なら脂ののった地魚——海鮮は季節でまったく顔が変わるから、その時期に旬のものを店の人に聞いて頼むのが正解だ。江ノ島の奥や腰越方面には、海を見下ろしながら魚を食べられる席のある店が点在する。なお、はまぐりや牡蠣といった二枚貝は中心部までしっかり火を通したものを選ぶと安心して楽しめる。生食用と加熱用は分けて扱われるので、店で出されたものをそのままいただくのが間違いない。
炭火・揚げものの海鮮と、レモンサワーの相性
つぼ焼きや浜焼き、海鮮の天ぷらやフライといった、脂と香ばしさが乗る料理になると、酸味のある一杯が効いてくる。ここでクラッチュのソーダ割りを少し濃いめにすると、炭火の力強い味に負けない。レモンの酸が口の中の脂をリセットして、次のひと箸へ気持ちよく進ませてくれる。ベースが清酒(大吟醸)と醸造アルコールなので、酸の奥に米由来の旨味がうっすら残るのも、海の旨味と意外と重なる。海辺でお酒を飲むこと自体の心地よさや段取りについては江ノ島・湘南の海で飲むレモンサワーに詳しく書いている。
ひとつだけ大事なこと。海で泳いだりサーフィンをしたりした直後の飲酒は勧めない。お酒は水から上がって体を休め、ひと息ついてから。車で帰る人は飲まない。海を眺めながらの一杯は、その順番を守ってこそ気持ちよく楽しめる。
夏の海の家 — 江ノ島の夏だけの食べ方
夏になると、江ノ島の西浜には海の家がずらりと建つ。これは江ノ島の夏にしかない食べ方で、砂浜の上で焼きそばやカレー、海鮮をつまみながら、海を眺めて一杯やる——それ自体が湘南の夏の体験になっている。
海の家で食べるもの
海の家の定番は、焼きそば、カレー、ラーメン、かき氷といった「砂浜で食べてうまいもの」。最近は店ごとに個性があって、本格的なアジア料理やハワイアン、海鮮を売りにするところも増えている。海の家は足元が砂で、海から上がってそのまま入れる手軽さが魅力だから、しっかりした食事というより、海の合間につまむスタイルで考えるといい。
蔵元が江ノ島の海の家に出しているということ
ここは私たちの一次情報として書ける数少ない部分だ。金井酒造店のクラッチュは、江ノ島・西浜の海の家「ルアナハレ(luanahale)」に出している。場所は片瀬江ノ島駅から徒歩5分、新江ノ島水族館の裏手、江ノ島の西浜。営業期間は2026年7月1日から9月13日の夏のあいだだ。
なぜ秦野の酒蔵が江ノ島の海の家でレモンサワーを出すのか。理由はシンプルで、海辺のごはんに、果汁の多いレモンサワーがいちばん合うと現場で確かめているからだ。焼きそばの脂、カレーのスパイス、炭で焼いた海鮮。どれも味が濃く、塩気と脂が主役になる。そこに糖類ゼロ・香料ゼロで酸のはっきり立つクラッチュをソーダで割って合わせると、口の中がすっと整って、海の食べものが何度でも進む。砂浜で実際にお客さんが飲んでいる様子を見ていると、この一杯は海のためにあるんじゃないかと思うことがある。海の家での提供の話はクラッチュが江ノ島の海の家に出る理由にまとめてある。
一日の食べ歩きプラン — 時間帯で組み立てる
江ノ島・湘南は、食べるものを時間帯で組み立てると一日がきれいに流れる。同行者と季節で変わるが、ひとつの型として三つのパターンを示しておく。
| 時間帯 | 食べるもの | エリア |
|---|---|---|
| 昼(11〜13時) | しらす丼・海鮮丼 | 参道 or 島の奥 |
| 午後(13〜16時) | たこせんべい・串・和菓子の食べ歩き | 弁天橋〜参道 |
| 夕方(16時〜) | 海鮮・つぼ焼き・地魚の刺身 | 島の奥 or 腰越方面 |
| 夏の日中 | 海の家飯(焼きそば・カレー・海鮮) | 片瀬西浜(海の家) |
ポイントは、重いものを昼に寄せ、午後は軽くつまみ、夕方にもう一度しっかり食べること。昼にしらす丼でお腹を作っておけば、午後の食べ歩きは「味見」くらいの気持ちで色々つまめる。夏に海の家を組み込むなら、日中の暑い時間は海の家でゆっくりして、夕方の涼しくなった頃に島へ食事に向かうのが体力的にも楽だ。
海ごはんの気分を、家でも
江ノ島に行けない日でも、湘南の海ごはんの気分は家で作れる。しらすや地魚は通販でも手に入るし、釜揚げしらすを丼にして、揚げものを添えるだけで、ちょっとした湘南の食卓になる。そこにクラッチュのソーダ割りを一杯添えれば、海辺で食べたあの感じに近づく。
クラッチュは蔵元直送のオンラインストアで買える。割り方や濃さの調整はレモンサワーの作り方10パターンを参考にしてほしい。どこで買えるか・夏にどこで飲めるかをまとめて知りたい人はクラッチュはどこで買える・飲める?へ。江ノ島・湘南の手みやげに選びたいなら江ノ島・湘南のお土産にレモンサワーをもどうぞ。
PRODUCT
クラッチュ 湘南潮彩レモン40 — 大吟醸ベースのレモンサワー
果汁40%・糖類ゼロ・香料ゼロ / 神奈川・湯河原産レモン100% / 25度
720ml ¥2,750・1800ml ¥4,950 / 蔵元直送・のし対応
クラッチュを見る →
※ 写真はイメージです
江ノ島・湘南グルメのまとめ
江ノ島で何を食べるか——答えは「時間帯で変える」だ。昼はしらす丼でその土地の海を味わい、午後は参道で食べ歩きを楽しみ、夕方は腰を据えて相模湾の海鮮を。夏ならそこに海の家という選択肢が加わる。固有の名店を追いかけるより、この流れを頭に入れておくほうが、江ノ島・湘南の食はずっと楽しめる。
そして、どのシーンにも合う一杯として、果汁の多いレモンサワーを覚えておいてほしい。海のごはんは塩気と脂と磯の香りが主役だから、酸のはっきりした一杯が間に入ると、最後までおいしく食べきれる。私たちは秦野の蔵から、その一杯を江ノ島の海の家まで運んでいる。海に行く日も、家で海ごはんを作る日も、湘南の食卓に添えてもらえたらうれしい。
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