蔵開きとは? — 日本酒の蔵開きを楽しむ方法と、金井酒造店 蔵開き2026のこと

ふだんは閉じられている蔵の扉が、年に一度だけ開く。

蔵開きというのは、酒蔵が一般の人に向けて蔵の中を公開するイベントのことだ。ふだん見ることのできない仕込みの現場を歩き、搾りたての新酒を味わい、造り手と言葉を交わす。日本酒が好きな人にとってはもちろん、お酒にそこまで詳しくない人にとっても、「こんなふうに造られているのか」という発見のある一日になる。

金井酒造店は、神奈川県秦野市で明治元年(1868年)から酒を醸してきた蔵だ。丹沢山系の伏流水——名水百選に選ばれた秦野盆地湧水群と同じ水脈の地下水を使って、白笹鼓(しらささつづみ)や黒笹(くろざさ)シリーズを造っている。その蔵が年に一度だけ扉を開けるのが、この蔵開きだ。

金井酒造店 蔵開き2026

[蔵開き・蔵見学の詳細はこちら →](/pages/reserve)
[飲み比べセット 5銘柄 ¥3,850 →](/products/79)

金井酒造店 蔵開き2026 — 5月23日・24日

2026年5月23日(土)と24日(日)の二日間、金井酒造店は蔵開きを実施する。同日に秦野商工祭も開催されるから、秦野の街全体がお祭りの空気に包まれる。蔵開きだけを目当てに来ても楽しいし、商工祭と合わせて一日かけて秦野を歩くのもいい。

蔵開きでは、ふだんの蔵見学では入れないエリアも公開される。仕込み蔵の中を歩いて、実際に使われている道具や設備を間近で見ることができる。そして何より嬉しいのは、ここでしか飲めない限定酒の試飲がある。搾りたての原酒や、タンクから直接注いだ新酒を、造り手と一緒に味わえる機会は年に一度しかない。

小田急線の渋沢駅から歩いて25分。新東名の秦野丹沢ICからなら車で5分。東京・横浜から日帰りで十分に来られる距離だ。蔵の直売所では全商品を購入できるし、蔵開き限定の特別セットが用意されることもある。

来蔵前にオンラインショップで注文しておけば、店頭受け取り(ローカルピックアップ)も可能だ。送料を気にせず、蔵で受け取るという選択肢もある。

蔵開きに行くと、何が変わるのか

「日本酒なんて、飲めればどれも同じ」——そう思っている人こそ、蔵開きに足を運んでみてほしい。

仕込み蔵に一歩入ると、空気が変わる。ひんやりとした湿度、米と麹の香り、静かに発酵を続けるタンクの気配。その空間に立つだけで、スーパーの棚に並んでいる日本酒と、ここで造られている日本酒は、同じ「日本酒」でもまったく別のものだと感じる。

金井酒造店の仕込み水は、丹沢山系の伏流水だ。名水百選に選ばれた秦野盆地湧水群と同じ水脈から汲み上げている。蔵開きではこの仕込み水を実際に飲むことができる。口に含むと、やわらかくて、どこか甘い。この水が酒になるのかと思うと、目の前のグラスに注がれた白笹鼓の味わいが、少し違って感じられるようになる。

試飲コーナーでは、純米大吟醸から本醸造まで、白笹鼓のラインナップを飲み比べられる。最近では黒笹シリーズ——Eden、Revive、Classicといった新世代のラインも加わって、日本酒の幅広さを一度に体験できる。クラッチュ(大吟醸ベースのレモンサワーの素)やウメザケ(日本酒ベースの梅酒)の試飲もあるから、日本酒が苦手な同行者がいても心配ない。

蔵開きを経験すると、家に帰ってからの一杯が変わる。「あの蔵で、あの水で造られたんだ」という記憶が、味の解像度を上げてくれる。それが蔵開きに行く、いちばん大きな理由だと思う。

蔵開きの楽しみ方 — はじめてでも迷わないために

蔵開きがはじめてだと、「何を持っていけばいいの?」「服装は?」と気になることが多いだろう。

まず服装は、歩きやすい靴と動きやすい格好がいい。蔵の中は足元が暗い場所もあるし、階段を上り下りすることもある。ヒールやサンダルは避けたほうが無難だ。夏場は蔵の中と外で温度差があるから、薄手の上着を一枚持っておくと安心。

お酒を飲む予定なら、車ではなく公共交通機関で来ること。小田急線の渋沢駅から徒歩25分、秦野駅からバスという選択肢もある。どうしても車で来る場合は、ハンドルキーパーを決めておくか、蔵の近くに宿を取るのもいい。秦野には日帰り温泉もあるから、蔵開きの帰りに温泉で汗を流すプランも人気がある。

持ち物は、基本的に手ぶらで大丈夫だ。ただし気に入ったお酒を買って帰りたくなるのが蔵開きというもの。エコバッグか大きめの手提げ袋を持っていくと、帰りに重宝する。保冷バッグがあればなお良い。生酒を買った場合に鮮度を保てる。

試飲の際は、水をこまめに飲むことを忘れずに。蔵開きは楽しくてつい飲みすぎてしまうが、水を挟みながらゆっくり味わったほうが、それぞれのお酒の違いがよくわかる。せっかくの蔵開きだから、酔って記憶がなくなるのはもったいない。

蔵の便りをメールで受け取りませんか? 新酒の案内や季節限定酒の情報をお届けしています。会員登録はこちら(無料)

秦野商工祭と同日開催 — 蔵と街をまるごと楽しむ

金井酒造店の蔵開き2026は、秦野商工祭と同日の開催だ。これが実はかなり嬉しい。

秦野商工祭は秦野市の地元産業が一堂に会するイベントで、秦野の名産品——落花生、漬物、そば、豆腐——が並ぶ。地元の飲食店の屋台も出る。蔵開きで日本酒に触れて、商工祭で地元の食を味わって、という一日を過ごすと、秦野という街の輪郭がはっきり見えてくる。

秦野は東京から小田急線で約70分。箱根や丹沢の玄関口でもある。蔵開きの前後に、弘法山のハイキングや秦野の湧き水めぐりを組み合わせるのもいい。名水百選の湧き水を実際に飲んで、同じ水脈の水で造った日本酒を蔵開きで味わう——こういう体験は、秦野でしかできない。

県立秦野戸川公園も蔵から近い。バーベキューや川遊びができるから、家族連れで来てお父さんだけ蔵開きに寄る、というプランも現実的だ。クアーズテック秦野カルチャーホールではコンサートやイベントも開催されているから、秦野で丸一日遊ぶ材料には事欠かない。

年に一度の蔵開き。5月23日と24日、秦野で待っています。

蔵開き以外の日でも — 蔵見学と直売所

蔵開きの日程が合わなくても、金井酒造店は通年で蔵見学を受け付けている。予約制・有料だが、仕込み蔵の中を歩き、酒造りの工程を蔵人から直接聞くことができる。所要時間は約60分。

直売所は月曜日から土曜日まで営業していて、予約不要。白笹鼓・黒笹シリーズ・クラッチュ・ウメザケなど全商品を購入できる。オンラインショップで注文して蔵で受け取る「来店受け取り」にも対応しているから、送料を気にせず欲しい商品を確保しておける。

東京から約70分。箱根や丹沢への観光ついでに立ち寄れる場所にある。蔵開きの日にまず足を運んでみて、気に入ったらまた蔵見学に来る——そういうリピーターが、実は一番多い。


あわせて読みたい

秦野の蔵から、季節の便りをお届けしています

新酒ができたこと、蔵で何が起きているか、次の季節限定酒のこと—— 金井酒造店のメールマガジンでは、蔵の日常と旬のお知らせをお届けしています。 会員登録いただくと、新商品の先行案内や限定酒の情報もお届けします。

会員登録する(無料) ※ 登録時に「メールマガジンを受け取る」にチェックを入れてください

一覧に戻る