地域のイベントから協賛を頼まれたとき、どう考えるか — 金額より先に確かめること

祭りや花火大会、地域のスポーツ大会。協賛のお願いが来て、断るのも気が引けるし、かといって即答もできない——そういう場面の話です。

調べると出てくるのは金額の目安ばかりですが、実際に迷うのはそこではないと思います。何に使われるのか、名前がどう出るのか、来年も同じ話が来るのか。判断が要るのはこのあたりです。

この記事では相場の金額は書きません。出どころのはっきりした数字ではないからです。代わりに、返事をするまでに確かめておくことを順に並べます。

※ 写真はイメージです

共醸パートナーは、個人と法人でプランが分かれています

目次

返事の前に確かめる3つ

依頼の紙に全部は書かれていないことが多いので、口頭でも聞いておくと後が楽です。

  • 何に使われるのか——運営費なのか、特定の出し物なのか。使い道が具体的なほど、社内では通しやすくなります
  • 名前がどう出るのか——掲示物、パンフレット、アナウンス、ウェブ。どこに、どの大きさで、いつまで出るのか
  • いつまでに返事が要るのか——印刷物の締切が実質の期限になっていることがあります

ここを聞かずに金額だけで判断すると、あとで「思っていたのと違う」が起きます。出る場所が分かっていれば、広報や総務にも相談しやすくなります。

金額は「相場」ではなく「区分」と「自社の基準」で決める

いくらが妥当かという問いに、一般的な答えはありません。地域も規模もばらばらなので、よそと比べても根拠になりません。

決め方は2つです。ひとつは、依頼側が用意している区分に乗ること。口数やコースが決まっているなら、どれを選んだかがそのまま社内向けの根拠になります。もうひとつは、区分がない場合に自社の基準をつくること。年間でこの種の支出をいくらまでにするか先に決めておくと、次の依頼から迷いません。

税や会計の扱いは、顧問の税理士さんに確認してください。ここでは触れません。

来年も頼まれる前提で考える

一度出すと、翌年も同じ時期に話が来るものです。これは悪いことではなくて、続けるつもりがあるかどうかを最初に決めておけばいいという話です。

毎年続ける前提なら、年度予算に入れておく。今年だけと決めているなら、その旨を伝えておく。曖昧なまま受けると、やめるときに「今年はどうして」と聞かれることになります。

現場にどれだけ手間がかかるか

お金を出すだけで終わるとは限りません。実際には、こういう手間が乗ってきます。

  • ロゴや社名データの入稿と、掲載物の確認
  • 当日の出席や挨拶を頼まれるかどうか
  • 人を出すなら、その手配と当日の段取り

お金より先に人の都合がつくかどうかで決まる場面もあります。人を出せないなら出せないで、先に伝えておくほうが親切です。

※ 写真はイメージです

断るのは、悪いことではない

断り方に悩む方が多いところですが、はっきり伝えるほうが関係は続きます。

伝えることは2つでいいと思います。今年は見送ることと、その理由をひとことだけ(予算の都合、時期の都合など)。次があるなら「来年度の予算を組むときに相談させてください」と添えると、相手も段取りが立てられます。

曖昧に引き延ばすのがいちばん困らせます。印刷物の締切が決まっているからです。

協賛以外の関わり方も、並べて考える

地域と関わる方法は協賛だけではありません。寄付、自社での活動、企業版ふるさと納税、地元の企業と組む。それぞれに、お金以外に要るもの、誰の手間がかかるか、やめるときどうなるかがあります。→ 企業の地域貢献は何から始める?

たとえば、わたしたちがやっている共醸パートナーの法人向けは、単発の協賛ではなく年間契約です。プランは枠の数で3つ(TSUGU 継ぐ 年30万円/MUSUBU 結ぶ 年50万円/TSUKURU 創る 年90万円、いずれも税別)。締結日から1年で、満了の1か月前までにお申し出がなければ同じ条件で続きます。年度の途中からでも参加していただけます。プランごとの内容(特典)の詳細は、お問い合わせください。

協賛のように毎年判断するかたちがいいのか、契約のように先に期間が決まっているかたちがいいのか。そこは会社の事情で選ぶところだと思います。くわしくは法人向けの共醸パートナーに、社内の通し方は稟議・予算・報告の通し方、言葉の整理はCSRとCSV、ESGの違いにまとめました。

金額を決める前に、出る場所と来年の話を確かめる。

共醸パートナーは、個人と法人でプランが分かれています

一覧に戻る